12月20日に何があったのか。

ゲーム開発について書くのは、ワンダースワン開発秘話以来だが、今回は開発完了する前に書いてみたいと思う。

現在は、クライアントから開発を請け負う受注開発をしている。
20日は、α版のROMをクライアントに提出する日であった。

クライアントは、そのROMを見て、各種判断・評価をするため、
評価版ROMと言われることもある。

この評価版ROMを12月20日に提出することは、当然ながら開発開始時に決まっている。
期間で言うと何ヶ月も前だ。

その間、なんどか確認してもらいつつ、クライアントの意向を反映してくわけだが、
なぜが最後の評価版ROMを確認してもらうのが、12月20日の定時以降という意味不明なスケジュール。

そこでクライアントにダメだしされたら、修正する時間も無い。
3連休が飛ぶわけだ。

私はプログラムのリーダーを任されているが、イベントシーンの完成がぎりぎりで、前日の19日にようやく自分の目で完成シーンを確認できた。

感想は「何だこのクソシーンは」。

何をやっているのかが全くわからないのだ。
カメラを数フレームごとに切り替えているため、状況の把握が全く出来ない。
即効でディレクターに文句を言う。

「意図通りです。」
「上にも確認してもらってOKでてます」
「もっと悪かったのを修正してここまで仕上げたんです」

これまで同様の予想通りのコメント。
意図通りなら良いわ、とその場は引き下がる。


前述したとおり、これまでも何度かクライアントには定期的に確認をしてもらっており、
その都度、修正指示を頂いている。

例えば「効果音が耳障りである」とかだが、これらクライアントの意見が、私の意見とほぼ同じであった。

だが、後から言っても、「後出しジャンケン」なので言わないでおいたが、
さすがに今回のイベントシーンは、文句を言わざるを得ない出来だった。

が、直す気はないらしいので、そのまま20日の定時を迎える。
定時過ぎているのだが、会議が終わるまで待機。

そして1時間以上の会議後して、クライアントから出た意見が、
「イベントシーン以外は問題なし。イベントシーンを作り直し。」

私のゲームクリエイターとしての適性が、まだ健在であると証明された瞬間だ。
が、当然その後、修正版を提出しなければならないわけで。


確認の日を1日前日にしてもらえば、調整する時間はもっとあったはず。
私の意見を聞いて、前日から調整案を検討していれば問題ないはず。

それ以前に、出来が悪いのを一度修正して、あの出来だから、もうディレクションのセンス的にどうしようもないんだろうが。
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by miries | 2013-12-22 11:23 | ゲームを作る


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